アロハ養豚所

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2007年 05月 22日

誰も知らない・・・・・・では困るのだ

2004年8月に上映されたこの映画を見逃したままだった

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誰も知らない 」 
監督: 是枝裕和 ( これえだ ひろかず )

1988年 東京で実際に起きた 「 巣鴨置き去り事件 」をモチーフに描かれている

映画のストーリーは・・・

父親の違う4人の子供たちが世間の目から隠れるように暮らしていた
世話役の長男以外は一切外に出てはいけない
近所の人たちもこの家に長男以外の子供がいることも知らない
出生届けすら出されていない子供たちは学校にも行けない
ある日 母親はいくらかの金を置いて愛人の元へ行ってしまう
そして子供たちだけの生活が始まった・・・・
不定期に しかも数ヶ月に少しのお金が送られてくるだけで
電気もガスも水道も電話も止められ 生活は次第に悲惨なものになっていく・・・

といった内要だ

撮影に1年かけたというこの映画
主人公の子供たちの 「 演技 」 とは思えない自然な姿が
「 せつなさ 」 を物語っていて胸が苦しくなってくる
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でも・・・実際に起きたこの事件はもっともっと悲惨なもの

数ヶ月に渡る家賃滞納を不信に思った大家が
警察に通報したことで事件が発覚した
兄弟は5人いて そのうちの2人は死亡していた
( ひとりは病死 もうひとりは長男とその友人によるせっかん死 )
発見当時 家の中は生ゴミと排泄物の入り混じった匂いで充満しており
幼い子供たちは自力で立つことすら出来ないほど痩せ細っていたという
ニュースで事件を知った母親は警察に出頭した
出所後 子供たちを引取ると言う約束をしたため
裁判官の温情判決により懲役3年 執行猶予4年の刑を言い渡される
母親に実刑が下されたため 子供たちはそれぞれ養護施設に引取られる
当時 長男は14歳だったが自分の名前を漢字で書くこともできなかった
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世の中に こんな母親がいることも
こんな経験をした子供も実在するというのが
何よりもショックだった
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もし自分が隣人だったらこの状況に気付けただろうか
気付いたなら なにかできただろうか・・・・
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いろいろ考えさせられる1本でした
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by beautyaya | 2007-05-22 11:29 | 真剣バナシ


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